練習は繰り返しやってきた。
人よりも努力はしてきたつもりです。
でも、本番になるといつも・・・。
なんで本番になると臆病風に吹かれるんだろう。
こんな臆病な性格の自分が嫌いなんです。
人は誰しも臆病になる瞬間があります。
その瞬間にどのように判断するのかによって違いが出てきます。
その時の判断が、臆病であるかどうかを決めています。
こんにちは。
製薬企業医師のヒロスケです。
今回は「臆病な性格の治し方」です。
臆病な性格とは、言い換えると危機回避能力に優れていると言えます。
したがって臆病の性格そのものを克服する必要はありません。
臆病さが全くない人の行動は無謀な行動を取りがちです。
臆病であることは生きていく上で必要な能力と言えます。
石橋を叩いて渡っても良いのです。
ただ石橋を叩いても渡らない人になってはいけません。
もっとひどい人は石橋をたたき割って敢えて渡らないようにする人もいます。
臆病さとは共存し、前に進むことが大切なのです。
もっとも大切なのは何かしらの危険を感じた時にどのような行動を取るか?
であると私は考えます。
決めた行動の内容によって、あなたが臆病であるかどうかが決まるのです。
あなたは危険を感じた時にどのような行動を取りますか?
行動を取るまでの思考パターンはどのようなものですか?
人は危険を感じる感じないに限らず、1日35000回もの決定を下していると言われています。
決定を下すためには、その前に考察をしているはずです。
ではその考察をしているのは誰でしょう?
もちろん、あなた自身ですね。
しかし35000回もの決定を一つ一つじっくり考えていますか?
実際は無意識的に決めてしまっていると思います。
無意識があなたの行動を決めてしまっているのです。
あなたが意識して決めていることなど、ほんの数%です。
いわば氷山の一角です。
無意識の海の中にはもっとたくさんの決定が潜んでいるのです。
無意識の判断基準を変えることができれば、あなたの行動パターンは変わります。
危険を感じた時に起こす行動パターンも無意識を変更すれば変化するのです。
無意識が前向きな思考パターンであれば、臆病な行動は選択しなくなります。
無意識における思考のパターンを変更しましょう。
では、無意識を変更するためには何が必要なのでしょうか?
無意識の思考のパターンを変更するには、思考の基準を再インストールする必要があります。
無意識に新たな基準をインストールするには、印象と回数が必要です。
強い印象であれば、少ない回数でもインストールは可能です。
小さな印象であれば、多くの回数が必要です。
一つの大きな成功体験から人が変わることは珍しいことではありません。
ただそうそう簡単に無意識が変わるほどの大きな成功体験を得ることは難しい。
大人になってからの成功体験は、子供の頃の経験が邪魔をするので、よっぽど大きな印象でないと無意識は変わりません。
コーチングなどでは、小さな成功体験の積み重ねのために積極的に褒めることが大切であると学びます。
あなたの傍に良いコーチがいれば、どんどん褒めてもらいましょう。
あなたの行動にポジティブなフィードバックをたくさん与えてくれる人は、あなたの無意識を良い方向に導いてくれます。
しかし、良いコーチに巡り合えない人はどうすれば良いのでしょう?
諦める?
結局がむしゃらに成功体験を得るべく頑張る?
あなたの無意識に新たな思考パターンを再インストールする方法は既に欧米では当たり前の治療として実践されています。
それが催眠療法(ヒプノセラピー)と呼ばれるものなのです。
あなたの無意識を新たにするヒプノセラピーについては以下の記事を参考にしてください。
参考:無意識にある自己イメージを改善したい!催眠療法が効くワケ。
あなたが今感じている生きづらさが
改善して、生き生きと生活できるようになることを
心よりお祈りしております。
太田比呂介