あれも気になる、これも気になる・・・。
いつも迷ってばかり。
人より決断するの時間がかかってしまう。
優柔不断な自分を何とかしたい。
こんにちは。
製薬企業医師のヒロスケです。
今回は「優柔不断な性格の治し方」です。
一言で優柔不断と言ってもいくつかのパターンがあります。
ここでは大きく5つに分けてお話をしたいと思います。
決断力がないとも言い換えれます。
何かを決断するのに時間が必要なタイプです。
ファミレスに行って、メニューが決めることができない人が当たります。
答えを自分で出すのを嫌がるタイプです。
自信がないため、他人に決めてもらいたいと思っています。
また自分から言い出すのに躊躇して人の意見に従ってしまう人も含まれます。
こういった方は自分にとって本当に大切な判断ができなくなります。
誰しも分からないことはあります。
ただこのパターンの人は分からないことを言い出せずに、一人で悩みフリーズしてしまいます。
分からないことを気づかれたくないシャイな人やプライドの高い人に時に見られる特徴です。
このタイプの人は、まずは自分が優柔不断であるという認識を変えましょう。
心理学でリフレーミングと呼ばれる方法を当てはめます。
あなたは優柔不断ではなく、物事を慎重に考えているだけです。
人より少し時間がかかっているだけなので、ちょっとした工夫で克服できます。
人は毎日35000回の決断をしているといいます。
あなたも同様です。
35000回のもの決断を一つ一つ時間をかけて行っている訳ではありません。
ほとんどは無意識下に決断をしています。
無意識下では素早く決断ができるのに、意識すると時間がかかるのは何故でしょう?
答えは「後悔をしたくない」から。
決めた後で後悔したくないから慎重になっているのです。
「やっぱりあっちの方がよかったかな・・・」
「あっちにしておけばよかった・・・」
最も簡単なのは、最初に選んだもので決断するとあらかじめ決めておく。
もしくはあらかじめ決断した内容は変更しないこと。
多くの場合、悩むのは現場です。
食べるものでも、買い物でもあらかじめ目標をもって出かけてください。
土壇場で悩んで出す結論とあらかじめ決断した内容では、あらかじめ決断しておいた内容の方が優れているに決まっています。
悩むのは現場に行くまでにしましょう。
現場についたら決断を覆さないことです。
答えを出すのに時間をかける人よりも重症と言えます。
上述したように、人は決断する能力を持っています。
一日のうちで35000回もの決断をしているからです。
しかしこういった方は人の目を気にして決断ができないふりをしています。
だから自分とは違った答えであっても、他人の決断に流されてしまいます。
他人の決断に流されることになれると、本当に大切な決断ができなくなります。
しかもこういった人の多くは失敗した場合に人に責任を押し付けようとします。
結果が出てから、本当はこっちにしようと思ってたんだ・・・
なんて言い訳が出てきます。
つまり決断に責任を持ちたくない人とも言い換えれます。
こういった人はどうすれば良いのでしょうか?
必要な行動は一つです。
今ある自分、これからの自分のすべてが自己責任であると自覚することです。
人に任せたのも自分の責任です。
人に任せるという決断をしたと考えましょう。
どんな些細なことでも、ちょっとしたことでも、自分の責任であると自覚しましょう。
毎日自分の責任を自覚していれば、よりよい判断をするよう心が変わります。
心が変われば、判断基準が確立します。
判断基準が確立すれば、人任せではなくなります。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。
分からないことは、どんなに悩んでも分かりません。
フリーズする時間の方がもったいないだけです。
勇気を出して「分からない」と言ってしまいましょう。
それでも自分で決めなくてはならない時があります。
その時は分からないなりに自分で調べて決断しましょう。
「分からない」と口に出せてしまえば、他人に相談できます。
あなたに必要なのは「分からない」と口に出すことだけです。
時間がかかって決めたことでも
自分の責任で決めたことでも
人に相談して自分で決めたことでも
どうしてもその決断に不安を感じてしまう人もいます。
結果だけに目を向けて後悔する人がそうですね。
失敗したらどうしよう、とか
恥をかいたらどうしよう、とか
結果の成否だけに目を向けてしまう人に必要なのは、次回に意識を向ける事です。
その時点の成否ではなく、未来への成功だけに意識をむけることです。
決断に対していつも不安を覚える人や後悔する人は、未来の成功イメージができない人である場合が多いです。
あなたはその決断によって生じる成功、幸せをイメージ出来ていますか?
もし成功をイメージできないのであれば、あなたは無意識下の自己イメージが損なわれている可能性が高いと言えます。
無意識が「成功できない」「どうせ失敗する」なんてネガティブな考えに囚われています。
自分自身の成功を信じていないと言えます。
無意識下の自己イメージは、あなたの判断基準もゆがめています。
優柔不断で悩む人の中には、どうやっても失敗しているイメージしかできない人がいます。
どっちに転んでも最悪の状態しかイメージできない。
せいぜい最悪の状態を逃れた状況をイメージするのが精いっぱいな人もいます。
もしあなたがそんなイメージしかできていないのであれば、まずは自己イメージを改善することから始めてください。
まずは自分でできる自己暗示法から紹介いたします。
以下の記事をご一読ください。
参考:エミール・クーエの法則で、きっといいことがある!の根拠は?
あなたが今感じている生きづらさが改善して、
生き生きと生活できるようになることを
心よりお祈りしております。
太田比呂介