学歴コンプレックスは克服できます。
今から大学に入りなおす必要はありません。
もっといい大学に行っとけば、もっといい会社に勤めたのにな・・・
もっといい大学に行っとけば、もっと給料も良かったんだろうな・・・
同期の○○の経歴がまぶしくて、うらやましい・・・
そんなことを考える必要は無くなります。
よく学歴なんて関係ない、なんて耳にしますよね。
社会人になったら、学歴なんかより大切なことはたくさんある、とも言います。
ただ、そんな言葉も学歴コンプレックスを抱いている人にとっては、簡単に受け入れることができる意見ではないですよね。
特に自分の大学をFランと言っちゃう人には中々響かない。
こんにちは。
製薬企業医師のヒロスケです。
医師の世界でも学歴コンプレックスを有している奴は結構います。
その大半は東大理IIIに行けなかった医師。
個人的には、どこの大学を卒業していていようが、国家試験を受かればすべからく医師免許が得られるため、学歴はさして気にすることではありません。
出身大学は医師の技量を保証するものでありませんし、名医が東大卒とは限らない。
医師の出身大学を気にして受診する患者なんてごくわずか(認知症の方で京都大卒の先生以外には見てもらいたくない!!って、人を1人だけ経験したことがある)。
企業で成功している医師も必ずしも東大/京大卒ではありません。
私も地方の国立大卒です。
実際に私立大学の医学部を卒業した医師でも優秀な医師はたくさん知っています。
そんな彼らからは決して学歴コンプレックスは感じません。
では、学歴コンプレックスを抱く人とそうでない人の違いはどこにあるのでしょうか?
また学歴コンプレックスを克服し、自分が変わるためには何をするべきなんでしょうか?
この記事を読んで、「学歴コンプなんてくだらない」って感じてもらえたら幸いです。
学歴コンプレックスを抱く原因とは?
現代は競争社会です。
子供の頃から勉強による競争はどこでも起きています。
競争ですから、優劣が付きます。
学校内でも、塾でも、模試でも。
そんな中で最も大きな競争が大学受験。
その勝ち負けの結果を引きずっているのが、学歴コンプレックスです。
社会人になっても、一般に就職、昇進、給与の面で学歴で差が出ると言われています。
会社に入ってからは学歴なんて査定の範囲外ですけどね。
就職には少なからず影響があることは否定しません。
実際に少数の募集に数百、数千の応募が来たら、学歴で一次審査を行う企業もあるでしょう。
学閥のようなコネも関係あるかもしれません。
成人してからの処遇に不満があった場合に、その不満が学歴コンプレックスに変化する人もいます。
学歴コンプレックスに陥りやすい人の特徴
学歴を極端に意識する人は、人の目を気にしすぎる、自分と他人を比べがちであるといった特徴があります。
またご両親、もしくはいづれかが他人と比べてあなたを育ててきた可能性はあります。
人の目を気にして、比べがちであるから、自分の年収やポジションに劣等感を感じる機会が増えます。
劣等感を紛らわすために、高学歴の人に攻撃的になる人もいます。
「東大出てるのに、そんなことも知らないの?」
なんてパワハラになるような発言も学歴コンプレックスが原因だったりします。
学歴コンプレックスの克服の仕方
大半の人は、社会人で経験する成功体験を積み重ねることで学歴コンプレックスは克服できます。
ただ中には克服することができない人もいます。
例としては、がむしゃらに資格を取りまくるような人もいます。
もちろん勉強は社会人になってからも必要ですし、将来役に立つならば資格を取得することも重要です。
ただコンプレックスを解消するためだけに数多くの資格を取得することにはあまり意味はないのではないでしょうか?
学歴コンプレックスを克服する最も良い方法は、人のためになる仕事をすることです。
自分の仕事が世のため、人のためになっていると感じることができれば、学歴コンプレックスのくだらなさに気がつきます。
個人的な印象ですが、学歴コンプレックスを有している人は、仕事の価値を予算や規模で評価し、結果としての顧客満足度につなげていない印象があります。
内勤で外部の顧客と触れる機会がないため、顧客満足度を感じることができないと反論されたこともあります。
しかし、顧客って外部にしかいませんか?
あなたの同僚も顧客の一人です。
あなたの仕事で隣に座っている誰かがあなたのおかげで仕事がスムーズに済ませれたら、どうでしょう?
コンプレックスを持っている人の特徴に視野が狭いという点があります。
この機会に自分にとっての顧客とは誰か?を考えてみてください。
顧客はいたるところにいます。
別にビジネスに限る必要はありません。
難しく考えないでください。
別に沢山の人のために働く必要はないんです。
上述したように、あなたの会社にいる隣の人のために何か一つ余分に仕事をしてください。
電車で席を譲っても良いでしょう。
車線移動をしようとしている車に道を譲ってあげても良いでしょう。
妊婦さんや、お年寄りや、子供連れの方のためにドアを開けてあげるのも良いでしょう。
そんなちょっとした行動で良いんです。
そして、どんな行動でも人に見返りを求めてはいけません。
「情けは人のためならず」です。
人にしてあげたことは、自分に返ってきます。
ただ、そのルートは直接ではありません。
あなたの親切が、まわりまわってあなたに返ってきます。
人からの好意・感謝を感じることができる様になると、学歴コンプレックスは楽になります。
人のためになる行動を心掛けると、自然と人からの好意に対する感謝の気持ちが自然と湧き出てきます。
そうすると感謝の気持ちを言葉にしたくなります。
恥ずかしがらずに「ありがとう」を声に出してください。
あなたの人となりが評価されるようになると、そこに学歴は意味を成しません。
学歴コンプレックスは、まくり返すチャンスのあるコンプレックスです。
決して絶望に陥る必要はありません。
医師の学歴コンプレックスが克服しやすいのはこの点でしょう。
患者さんのために治療しているうちに、出身大学を意識するのが馬鹿らしくなります。
学歴コンプレックスが頭から離れずに苦しいと感じている人へ
学歴と人格は別問題です。
と、言われてもどうしての納得できない方はいます。
そういった方から話を聞くと、ほとんどの方が学歴だけでなく、様々なコンプレックスを抱いています。
容姿・収入・家庭環境・・・・
様々なコンプレックスの中で分かりやすい学歴コンプレックスに逃げているだけという方をたくさん見てきました。
こんな方は物事のネガティブな面ばかりに目が行きがちです。
思考がネガティブなんです。
思考がネガティブだから、すぐに自分が人より劣っていると感じます。
思考をポジティブにしましょう。
物事の良い面に目を向けましょう。
シェイクスピアの言葉に
「物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる」
と、いう言葉があります。
あなたがネガティブに捉えている物事も見方を変えればポジティブになります。
そのために必要なことは、思考回路をポジティブに変換することです。
思考回路をポジティブに変換する方法は以下の記事を参考にしてください。
参考:思考パターンとは?脳神経学における神経回路から考えてみる。
あなたが今感じている生きづらさが
改善して、生き生きと生活できるようになることを
心よりお祈りしております。
太田比呂介
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