たくさん勉強すると眠くなりますよね。
同様に潜在意識に新たな思考回路を導入すると眠くなります。
あなたが今の自分から変わりたいと本気で思い、潜在意識から変わろうとしている時の反応の一つに「眠くなる」という反応があるのです。
こんにちは。
製薬企業医師のヒロスケです。
今回は「潜在意識の変換時に生じる好転反応としての眠気」についてです。
潜在意識を塗り替える作業に眠気が伴うワケ
人には思考のクセがあります。
思考に限らず、クセを直すためには多大な努力が必要です。
思わずやっちゃうことがクセですから。
クセを直す時には、その動作を起こす前に立ち止まり、意識して行動を是正する必要があります。
思考のクセを直すことも同様です。
何時も何ともなしに決めてしまっている思考回路をあえて止めて、意識して考え、決定を下す必要があります。
いつも以上に頭を使って生活をする必要がありますし、決定を下すための知識や経験が足りないことが多いので、脳がいつも以上に働くことになります。
すると脳は疲弊します。
疲弊した脳が休憩を求めると、それは眠気というシグナルに変化します。
人間の臓器で糖分を最も消費する臓器は「脳」です。
PET-CTという機械を聞いたことがありますか?
ブドウ糖に放射線元素をつけて注射し、その分布を計測する検査機器です。
通常は悪性腫瘍の診断や広がりを評価するのを目的としています。
この検査をするとどの臓器が最も糖分を消費しているのかが分かります。
参考:膵臓がんを早期発見するには?だれも教えてくれない点とは?
疲弊するほど脳がしていることって何?
脳は知らないこと、経験したことのないものに直面すると、まずは自分の過去の経験から同様のモノを探そうとします。
そして同様の経験がないと判断すると、その空白を埋めるべく知識を吸収するべく働くようになります。
脳とは、この場合無意識とも言い換えることができます。
知らないことに対する答えを得るために、無意識が答え探しをすると、これまで気がつかなかったことに意識が向くようになります。
おかしな言い方になるかもしれませんが、無意識が意識しようとしていない限り、人は身近にあるものですら気がつくことができません。
人は自分が見たいもの、信じたいものにだけ意識が向きます。
だから潜在意識を書き換えるということは、今まだ見ようとしてこなかったことを見るようになることと言い換えることができるのです。
生活における視野が変化する、もしくは広がる、と言ったところです。
視野が変化すれば脳が入手する情報量が変化しますよね。
そうすると慣れないうちは脳が疲弊するのは自然な流れです。
潜在意識の変換中の眠気は好転反応
眠気が生じるということは、自分の潜在意識が変わっていく経過であるとご理解いただけたと思います。
決して潜在意識の変換の作業に飽きてきたわけではありません。
あなたが「変わりたい」と思って起こした行動に伴って生じた事象です。
新たな視野と思考回路がどんどん脳にインストールしているイメージです。
今からでも自分を変えたい、変わりたいと思っている方は以下の記事を参考に潜在意識の変換に取り組んでください。
潜在意識の変換の目的は、「あがり症の改善」、「対人恐怖症」、「ネガティブ思考」、「トラウマ」などなどに効果があります。
参考:無意識にある自己イメージを改善したい!催眠療法が効くワケ。
あなたが今感じている生きづらさが
改善して、生き生きと生活できるようになることを
心よりお祈りしております。
太田比呂介
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