批判と誹謗中傷と非難の違い。成長のきっかけになるのはどれ?

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日本はサッカーワールドカップアジア予選でオーストラリアに完勝。

これでカタールで開催されるワールドカップへの出場が決まりました。

この試合の後に元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が興味深いコメントをしていました。

試練とか困難の後に、人間は成長するんですよ。批判も人を強くする。批判される人は成長するんです。批判する人は成長しない。

引用:東スポweb

よく批判と誹謗中傷と非難の違いについて話し合う機会があるのですが、まさにこの一言がその違いを示しているように感じました。

 

人の成長を促すためには何をするべきなのか?

自分が成長するためには、どう他人のコメントを受け取るべきなのか?

 

批判と誹謗中傷と非難の違いが分かれば、何をするべきなのかを理解できます。

 

こんにちは。

製薬企業医師のヒロスケです。

今回は「批判と誹謗中傷と非難の違い」についてです。

 

批判と誹謗中傷と非難の違い

批判は受け入れることができますが、誹謗中傷は受け入れることはできません。

批判からは改善を促すことができるが、非難からは改善を促すことはできません。

それぞれの意味は似ているようで、全く異なります。

批判とは?

批判とは評価の対象はヒトではなくモノです。

従って批判する時には、その物事を論理的に根拠を持って評価しなくてはなりません。

結果として、厳しい意見を言わざるを得ないこともあるでしょう。

しかし、批判をする時には、必ず改善点も明らかにする必要があります。

批判的考察(クリティカルシンキング)はビジネスマンに必要なスキルであり、医師が論文を読む時にも重要なスキルです。

誹謗中傷とは?

誹謗中傷には根拠がありません。

相手の悪口を根拠なく言いふらすという点で、明らかに批判とは異なった概念です。

自覚なく誹謗中傷を繰り返す人は、自分が批判をしていると思っていることがあります。

例えば、TVや雑誌をみてタレントを見て誹謗中傷する人は、自分の意見を一般化することで論理的に根拠を持って批判していると考えています。

「下手くそな歌だな」

「ぜんぜん可愛くないじゃないか」

「どこがおもしろいんだ?」

そういった人の感想は独りよがりのものであり、決して根拠はありません。

しかし自分の意見を一般化することになれている人はその事実に気づけません。

そういった人が世の中にはたくさんいます。

結果、SNSでの誹謗中傷が無くなりません。

非難とは?

非難の対象はヒトです。

相手の欠点や間違いを責め立てる行為です。

そこに改善点を示す行動は含まれません。

「非難轟々」という熟語がありますが、その意味は「多くの人が過ちを非難すること」です。

非難の先は相手が反省、もしくは落ち込ませることしかありません。

批判はヒトの成長を促す

批判には改善点が含まれることを上述しました。

批判には厳しい言葉が含まれることがあります。

しかし、そこに改善点を含めれば、愛のある指導に変わります。

パワハラの線引きに悩む人がたまにいますが、そういった人は批判と誹謗中傷と非難の区別ができていない人が大半です。

サッカー日本代表監督に対して、

「監督がダメだから」とか

「早くやめろ」とか

と言った非難が好ましくない結果のゲームの翌日はSNSに溢れます。

もちろんこういったストレスを受けるのも代表監督ならではのプレッシャーでしょう。

しかし、せめて専門家を自称する人は、その先に改善点を示すべきです。

信頼に値する専門家は非難はせずに批判をしています。

信頼に値する人か否かの判断材料になりますね。

自分の成長につなげるには?

誹謗中傷は無視するしかありません。

そもそも事実ではないことで悪口を言われているので当たり前ですよね。

批判に対しては、謙虚に受け止める心の余裕が欲しいですね。

私は転職の面接で失敗したことがありますが、その時に得られた相手先からのフィードバックは良い批判だと感じました。

参考:転職の面接で失敗した時、落ち込むことなく次に進むコツとは?

一時の落胆はありましたが、落ち着いて受け止めると非常に大きな学びに繋がりました。

非難をされた時はどうでしょう?

相手がコミュニケーションをとれる人であれば、真摯にアドバイスをもらう姿勢をとっても良いですね。

「私はどうすれば良かったと思いますか?」

相手が良識ある社会人であれば、こういった姿勢を取る相手に非難を続けることはありません。

そして、非難を批判にするべく姿勢を変更するでしょう。

 

もう一つ非難を批判に変換する方法があります。

それは、リフレーミングです。

参考:リフレーミングの練習で自己肯定感を改善する!その方法とは?

誹謗中傷でない限り、何かしらの学びを得ることは可能です。

非難を受けた時にその事実だけに落ち込むのではなく、どうすれば良かったのかを考えるきっかけにするには、リフレーミングスキルは非常に有用です。

 

誹謗中傷、非難は時にヒトを死にまで追い込むことがあります。

その事実をしっかり理解することは大切です。

また他人から誹謗中傷、非難を受けた時にはある意味受け流す鈍感さも現代においては必要な能力と言えます。

 

この受け流すことが苦手な人の中に、ネガティブ思考が強い人が含まれます。

自分がネガティブ思考の傾向があると思った方は以下の記事を参考にして下さい。

ネガティブ思考を改善するためのきっかけが得られると思います。

参考:ネガティブ思考の人はうざいと嫌われる。お勧めの改善方法は?

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