なんだか最近やる気が出ない。
仕事に対しても熱意がないような気がする。
どうしたのかな・・・
こんにちは。
製薬企業医師のヒロスケです。
今回は「仕事へのモチベーションが切れた時」です。
仕事へモチベーションが切れる原因は?
仕事へのモチベーションは人それぞれ。
ただいつでも元気いっぱいでモチベーションがあふれているような人は稀です。
誰しも疲れてモチベーションが切れてしまう瞬間ってあるものです。
あなたにとって、モチベーションが切れる時ってどんな時ですか?
モチベーションの維持には、二つの因子があると言われます。
米国の臨床心理学者フレデリック・ハースバーグが提唱した二要因理論です。
二要因理論って何?
フレデリック・ハーズバーグが提唱した理論で、仕事における満足度に影響を与える要因を解説しています。
仕事における満足度とは、「満足」に関わる要因(動機付け要因)と「不満足」に関わる要因(衛生要因)が別々に存在しています。
つまり満足に関わる要因は連続したものではありません。
何かが満たされると満足度があがり、それを失うと満足度が下がるというものではないということです。
満足に関わる要因を動機づけ要因、不満足に関わる要因を衛生要因と呼びます。
動機づけ要因とは?
仕事の満足度とは、達成感、承認、昇進、責任などと言われています。
これらが満たされると満足度は上昇しますが、満たされないからと言って不満足とはなりません。
どこかで見たと思ったら、マズローの8段階欲求に繋がってます。
マズローの欲求階層でいうところの「帰属欲求」や「承認欲求」といった比較的上位概念に該当しています。
衛生要因とは?
仕事の不満足に関わるのは、会社の環境、システム、監督、給与、対人関係など。
これらが満たされないと人は不満足を感じます。
しかしながら、これらを満たしたところで満足度はあがりません。
給与は一瞬のモチベーションにはなりますが、長続きしないのは経験された方も多いのではないでしょうか?
マズローの欲求階層でいうと、基本的な階層である「生理的欲求」、「安心・安全欲求」と言った下位階層に該当します。
下位階層に該当するため、衛生要因が満たされるのは、満足度を得るためのスタート時点と言ってもよいでしょう。
あなたのモチベーションが切れた原因は?
例えば、あなたが給与の面だけをモチベーションとして仕事をしていた場合、二要因理論から考えるとモチベーションを下げないことだけを目的として職務を遂行していただけになります。
従って、短期間は頑張れますが、時が来ると燃え尽きます。
逆に仕事にやりがいを感じ、上司や同僚から承認されていても、思ったほどの給与がもらえなければ、衛生要因が満たされないため不満足度が上昇し、モチベーションは切れてしまいます。
あなたがモチベーションを失った理由を考えてみてください。
動機づけ要因を失ったからですか?
それとも衛生要因が満たされていないからですか?
衛生要因を失った時
いわゆるブラック企業での燃え尽き症候群が該当します。
職場環境やシステムが劣悪な状況では、どれだけ上司から承認されていても満足度はあがらず、不満足度だけが上昇します。
上司との面談では解決しない可能性が非常に高く、多くの人が退職を選択します。
自分の会社の退職率が高いと感じたら、衛生要因について考えてみてください。
衛生要因は個人の問題ではなく、会社の問題であることが大半ですので、あなた個人の努力では解結しないことが大半です。
可能であれば、上司の上司まで声が届くようなやり方で改善を願う必要があります。
衛生要因が満たされないと感じたら転職は考慮しても良いでしょう。
無料のキャリアコンサルに興味のある方はどうぞ。
動機づけ要因を失った時にする行動は?
動機づけ要因を失った時は、上司と話をする時間が必要です。
面談の結果、上司があなたを評価し、承認している事実に気づくことができれば、動機づけ要因を取り戻すことは可能です。
できるだけ上司とあなたの将来のビジョンを共有する努力を行いましょう。
衛生要因にも問題がない。
上司からも必要とされ、仕事も認められている。
それでも満足できない。
そんな状況であなたが必要としているのは、マズローの欲求階層の最上層に該当する「自己評価欲求」です。
人からの評価だけでなく、自分が自分を評価できるようになりたいという欲求が生じているのです。
自己肯定感を高めたいと言い換えても良いですね。
他人からの評価だけを追い続け、自己評価が向上しないストレスを解消する方法は転職ではありません。
このレベルで満足度を向上させるためにストレスを感じている人がするべき事は、自分にポジティブなメッセージを浸透させること。
アファメーションと呼ばれる作業ですね。
アファメーションを効率的に行う方法は以下の記事に記しています。
ご参考になれば幸いです。
参考
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