それでは、続きまして太田さんの発表です。
自分の名前を呼ばれた瞬間、ビクッとします。
あぁもう逃げれない。
壇上に上がった瞬間、会場の人の目線が私の元に・・・
人前に出るのって辛いですよね。
なんか会場の人にあらさがしをされているように感じてします。
上手くしゃべらなきゃ、覚えた通りにしゃべらなきゃ
そんなことを思っていると、どんどん緊張してしまう。
先輩からは慣れれば大丈夫。
大切なのは経験だよ。
なんて言われるけど、プレゼンなんかしなくて済むならしたくない。
死ぬほど嫌いなんだ!!
とはいうものの、プレゼンは社会人ならば誰しもが通るプレッシャー。
医師でも同様です。
院内の症例検討会での発表から、地方開催の学会での発表、全国学会の発表、国際学会での発表。
と、多くの発表の場を経験します。
地方会の発表までならほぼ100%の医師が経験するのではないでしょうか?
当然、医師であってもデビュー当初は超緊張します。
ちゃんと喋れるだろうか?
予想質疑応答は準備したけど、予想外の厳しい質問が来たらどうしよう?
他の病院の先生や大学の先生にダメだしされたらどうしよう。
基本的には先輩医師が厳しい質問は代わりに対応してくれます。
発表の前には上司のチェックと予行練習を繰り返します。
それでも、慣れないうちは緊張します。
ほとんどの人が徐々に慣れてくるものです。
しかし、何回発表を経験しても青い顔をしている医師もいます。
医師としての知識と経験は十分と言える同僚でしたが、学会発表だけは
死ぬほど苦手
と、言ってました。
場数を踏めば慣れてくる人
何度実践しても「死ぬほど苦手」な人
この差はどこにあるのでしょう?
私は心理学を学び、その対応策を発見しました。
この指導で多くの若手社員が、プレゼンでの緊張感をほぐし成功をおさめています。
あなたの「死ぬほど苦手」なプレゼンは克服することは可能です。
改めて、こんにちは。
製薬企業医師ヒロスケです。
今回は「プレゼンが苦手な人の心理と克服する方法」です。
プレゼンが苦手な人の心理とは?
そのものずばり、「自分が緊張しやすい人である」と、信じていることです。
何を当たり前のことを、とお思いの方もいると思います。
しかし、このセルフイメージこそがあなたを緊張させている原因なのです。
緊張しやすい人は、プレゼンの前には「緊張したくない」「失敗したくない」と考えます。
当然と言えば当然ですよね。
しかし、心理学上では「緊張したくない」と考えると、最初に緊張している自分を想像します。
その上で、その姿を否定するイメージを作ります。
「失敗したくない」と考えると、失敗している自分を想像して、その姿を打ち消そうとします。
否定形で物事を想像すると逆のイメージを引き寄せてしまう
これを心理学では「逆引き寄せ効果」と呼びます。
これまでに何度も何度も「緊張したくない」と思ってきた人は、深層心理に「緊張している自分」のイメージが定着しています。
深層心理にあるイメージは非常に強力です。
人の行動の90%以上は無意識に支配されている
そんなことを聞いたことはありませんか?
氷山のイメージで良く表現されます。
ビジネスの世界では有名ですよね。
また成功哲学や自己啓発でもよく言われます。
実は日常生活におけるほとんどの行動パターンは深層心理に影響を受けています。
あなたはあなた自身のイメージを「緊張しやすい人だ」と深層心理で認識してます。
するとイメージしている限り、人前に出ると緊張し、上手くしゃべれない状態が続きます。
緊張しやすい人が改善するべきイメージは?
上述したように、「緊張したくない」と否定的に想像してはいけません。
自分が上手に楽しそうに話しているイメージを作りましょう。
肯定的なイメージを作り、その目標に向かって歩むことをアファメーションと呼びます。
アファメーションを設定するのにルールがあります。
それは、必ず肯定的な言葉で行うこと。
そして現在形でイメージすること。
プレゼンで緊張したくないなら、
- プレゼンを終えて、聴衆から拍手をされているイメージ
- 先輩や上司に褒められているイメージ
- 聴衆があなたのプレゼンを興味深く聴いてくれているイメージ
が必要になります。
肯定的なゴールをイメージするためには
肯定的なゴールをイメージすることは意外と難しいです。
なぜなら、「自分はできる」と信じていなければできないからです。
緊張しやすい人に
プレゼンで成功をおさめているイメージをして
とお願いしてもなかなかできません。
原因の一つに幼少期のしつけにあると思っています。
日本人は真面目です。
幼少期から「○○はいけない」「××のようになってはいけない」など否定的な言葉でしつけられた方が多いのではないでしょうか?
幼少からのしつけにより、あなたの思考は
「○○はいけない」
といったネガティブな方向に流れやすくなっているのです。
まずはポジティブに物事を思考する癖を身につける必要があります。
ポジティブに物事を思考する癖がつけば、アファメーションは簡単です。
では、物事をポジティブに捉えるってどういったことなんでしょうか?
緊張しない人の特徴から学びましょう。
人前で緊張しない人の特徴
緊張しない人は、肯定的なゴールのイメージを自然と行っています。
こういった人は、自分がこれから行う仕事に対して
「なんとかなる」
「私ならできる」
と深層心理のレベルから信じています。
もちろん深層心理のレベルで信じることができるだけプレゼンの練習もしています。
しかし、何かの仕事に取り掛かるときに、最初から自身が失敗したイメージを持っていません。
結局、思考回路がポジティブなんです。
思考回路は、脳神経学では神経細胞同士をつなぐシナプスに依存していることが分かっています。
最新の脳神経学に従って、シナプスをポジティブ回路に変換すれば、あなたは自然と成功を想像できるようになります。
成功が想像できるようになれば、緊張する必要はなくなります。
まずはその理論を学んで下さい。
できるだけかみ砕いて記事にしましたので、以下の記事に目を通してください。
その上で具体的な改善方法をご紹介いたします。
参考:思考パターンとは?脳神経学における神経回路から考えてみる。
理屈を学び、実践するとより効果を感じやすくなります。
あなたが今感じている生きづらさが
改善して、生き生きと生活できるようになることを
心よりお祈りしております。
太田比呂介
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