頑張りすぎちゃう人の特徴は?心を楽にするために必要なこと。

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仕事でもプライベートでも力いっぱいのバイタリティ溢れる人っていますよね。

私も30歳中ごろまではそうでした。

一生懸命仕事して、一生懸命遊びました。

 

でもある時、ガクッと疲れを感じました。

仕事も遊びも力が入らなくなったのです。

燃え尽き症候群」を発症していました。

 

そんな自分の反省から、ついつい頑張りすぎちゃう人の心を楽にするための記事をまとめました。

 

こんにちは。

製薬企業医師のヒロスケです。

今回は「頑張りすぎちゃう人の心を楽にする方法」についてです。

 

頑張りすぎちゃう人の特徴とは?

ずばり、その特徴は「完璧主義」です。

 

私もそうでした。

臨床医のことの私は自他ともに認める「完璧主義者」でした。

自分に厳しく、そして他人にも厳しい

そんな医師でした。

 

糖尿病患者さんでやせない人なんてありえない。

高血圧患者さんで塩分制限ができない人なんてありえない。

肺がん患者で喫煙をやめない人なんてありえない。

治療をするのに、患者自らは何も行動に移さないなんて怠惰以外の何物でもないでしょ!

 

そんな原理原則に凝り固まっていました。

原理原則は絶対に守るべきもので、当時の口癖は

 

~するべき

~するのは当然

~するのは、マストだよね。

 

こんな言い回しの言葉をよく口にしていたと思います。

他人に厳しくする限りは、自分も完璧でなければならない。

だからもっともっと頑張らなくてはいけない

そんな悪循環が成立していました。

 

そんな経験からよくわかるんです。

頑張りすぎちゃう人の特徴は「完璧主義」

そして自然と他人にも完璧を求めてしまう。

 

ではなぜ完璧主義になってしまうのでしょうか?

 

完璧主義に陥るワケ

完璧主義に陥るワケの一つにネガティブ思考があります。

何かにとりかかると、どうしても失敗の可能性を探ってしまいます。

すると失敗の可能性をゼロにするために、より改善点を探す努力をします。

この失敗への心配はなくなりません。

寝るために布団に入っても、アレコレと心配な点が頭に浮かびます。

 

私のこんな性格をみて、医師の叔父から注意をされたことがあります。

「なる様にしかならない時もある」

 

そんな言葉も真剣に受け入れずに頑張りすぎてしまった結果、燃え尽き症候群になりました。

 

当時の私は

 

もっと自分はできる。

自分にはもっと可能性があるはず。

 

と、自分に言い聞かせていました。

 

努力と向上心を持つことは悪いことではありません。

しかし、現実の自分をもっと認めて、行動した結果を正当に評価する能力にかけていました。

 

もっと現実の自分を評価していれば良かったんです。

しかし、当時の私も含めて「完璧主義」な人は、完璧な仕事をしない限り現実の自分を評価できません。

仕事の結果でしか自分を評価できない人間なんです。

 

心理学を学んだ今ならその原因ははっきりとわかります。

原因は「自己肯定感の欠如」です。

 

完璧主義者の自己肯定感が低いワケ

完璧主義者は他人からの評価を極端に気にします。

本来達成可能な範囲で、目標を設定できれば頑張りすぎる必要はありません。

しかし他人の目が気になり、自分をよりよく見せたいのが完璧主義者です。

したがって誰の目から見ても高い目標を設定しがちです。

高い目標を完璧にこなそうとするため自然と自分に厳しい態度を取ります。

一度でも失敗すると、人からの評価が落ちるのが心配なのです。

一見すると向上心の塊のような印象を持たれます。

でも、内実は人からの評価が心配でしょうがない人なんです。

なんで、そんなに人からの評価が気になるのでしょう?

人の評価が気になるのは、やっぱり現実の自分に自信がないからです。

自分自身への自信とは、自己肯定感ですよね。

自己肯定感が低いために、自分はもっともっとできる人間であると証明したいために完璧主義になろうとするのです。

完璧主義者がうつ病を始めとした精神疾患にかかりやすいワケ

完璧主義者は自分がもっともっとできる人間だと証明したいと思っています。

だから高い目標にチャレンジします。

ずっと成功し続ければよいでしょう。

ただ世の中そんなにうまくいくものではありません。

少なからずの挫折は人生にはつきものです。

現実の自分を客観的に見ることができれば、失敗から学び、次につなげることができます。

 

しかし、完璧主義者は自分の失敗を許すことができません。

 

「こうするべきだった。」

「努力が足りなかった。」

「準備が足りなかった。」

失敗に対する責任を必要以上に感じてしまうのが完璧主義者とも言えます。

他人から見るとほんのわずかな失敗でもショックが大きのです。

完璧主義者は心のバランスが非常に不安定です。

完璧主義者は燃え尽き症候群に進展する可能性が高いことはよく言われている事実です。

完璧主義を克服する方法は?

私も臨床医の時に燃え尽き症候群を発症しました。

その原因は完璧主義でした。

仕事柄完璧を求めるのは当たり前だと思っていました。

でも、臨床の現場においても完璧なんてありえないんです。

医学は日進月歩です。

昨日の常識は今日には否定されているかもしれません。

そんな世界に身を置いているにも関わらず完璧など実現できるはずがありません。

今ならはっきりと理解できます。

私は到底無理なことを実現しようとしていたのです。

そんな無理なことを実現しようとしていたので、体も精神も病む寸前まで行っていました。

これ以上はあぶない!

そう理解したので今の職業に変わりました。

私は自分自身に異変に気がついたので、うつ病になるまではいきませんでした。

今同じように苦しい思いをしている方にも早めに気づいて改善してほしいと思います。

 

私が会社に入って変わった認識は、非常に単純なことです。

 

沢山の人が沢山の異なった価値観を持っていること。

その沢山の異なった価値観が社会を構成していること。

 

ある時、ふと思いました。

あっ、このままでも十分に俺って役に立ってるんじゃない?

失敗は失敗として次に生かそう。

アドラー心理学でいうところの「不完全である勇気」です。

自分自身に、これで良いんだという自信を持てたときでした。

アドラー心理学の言い方では、自己受容と呼ぶ内容です。

完璧主義で頑張りすぎちゃうあなたに必要なものは、今のありのままの自分を許容すること。

自己受容を手に入れましょう。

 

自己受容を身につけて感じたことは、他人に優しくなれたことです。

自分に完璧を求めなくなると、他人にも余裕をもって接することができる様になりました。

今は禁煙ができない人、ダイエットができない人、塩分制限ができない人

そんなかつては許せなかった人に寄り添い、なぜできないかを一緒に考えてあげるようになりました。

そして自分の失敗を引きずらなくなりました。

失敗を良い経験と消化できるようになりました。

以前の私は失敗した自分を責めて、より追い込んでいました。

 

自己受容を手に入れるには?

思考回路をポジティブに変換することです。

特に真面目な完璧主義者は、物事をネガティブに捉える癖を持っています。

むしろネガティブであることは、欠点を見つけるために必要なスキルであると思っています。

物事がうまく働いている時はそれでも良いのですが、一旦悪い方に回りだすと必要以上にネガティブに陥ります。

ネガティブサイクルに陥り、気がついたら自分自身の存在を否定するところまで行きつきます。

そうなる前にネガティブサイクルを止めなければなりません。

 

止める方法の一つに、リフレーミングがあります。

参考:リフレーミングの練習で自己肯定感を改善する!その方法とは?

リフレーミングを意識して行うことでも思考回路はポジティブに変換されます。

 

完璧主義で苦しい思いをしているあなたには、この思考回路をポジティブに変換するエクササイズをお勧めします。

具体的な方法は以下の記事を参考にしてください。

参考:エミール・クーエの法則で、きっといいことがある!の根拠は?

 

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