これから大事なプレゼンだ。
失敗したらどうしよう。
不安だな・・・
逃げ出せたらどんなにいいだろう・・・。
あぁ、なんか胃が痛くなってきた。
大きな会議でのプレゼンって緊張しますよね。
緊張をほぐそうとすればするほど緊張してくる。
よっぽど逃げ出したくなるその気持ち
誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
こんにちは。
製薬企業医師のヒロスケです。
今回は「逃げ出したくなるほどの緊張感を克服する方法」です。
極度の緊張と逃げ出したくなる心理
緊張とは、自分が現在危機的状況に置かれていると無意識が認識しているからだとこれまでもお話をしてきました。
そういった意味では、極度の緊張に陥った時に逃げ出そうとするのは、本能と言っても良いものです。
しかしながら逃げてばかりではいられません。
社会人として、これからの生活の中で避けては通れない状況もあります。
極度の緊張に陥る理由と心理
極度の緊張に陥るわけには3通りの理由があります。
準備時間が足りない
プレゼンには準備が欠かせません。
何度も繰り返して経験している人であれば、準備は短い時間で済みます。
しかしながら少なからず準備をしています。
- 何をどの程度話すのか?
- スライドの枚数は?
- どこにどれだけの時間をかけるのか?
などなど。
準備にも経験が必要です。
あなたがまだまだ経験不足だと感じるのであれば、準備に十分な時間を割きましょう。
これだけやったんだ!
これだけ準備したんだ!
と自分に自信が持てるだけの準備をすれば、緊張にも好影響を与えます。
プレゼンに対してトラウマがある
プレゼンそのものにトラウマがある場合と、プレゼンの対象にトラウマがある場合があります。
プレゼンで繰り返し上手くいかない経験をすると、上手くいくイメージが湧きません。
上手くイメージがわかないと緊張しますよね。
またプレゼンの対象が気難しい上司であったり、商談相手で何度か怒鳴られた経験があっても同様でしょう。
とてもプレゼンが上手くいくイメージは沸きませんよね?
この場合にはプレゼンの準備の中に予行演習を加えましょう。
繰り返し繰り返し予行演習を行います。
予行演習には同僚や先輩に付き合ってもらいましょう。
その上で本番に臨みましょう。
先輩や上司に自分の理解度を伝える意味でも予行演習は大切な機会です。
例えば厳しい質問にさらされた時、先輩や上司があなたの理解度を知っていれば、助けが必要かどうかの判断ができます。
自信がないうちは、頼れる人には頼りましょう。
私も医師3~4年目くらいまでは、学会発表の時には上司が助けてくれました。
それは繰り返し予行演習に付き合ってくれたからと言えます。
逆に研修医に指導する立場になった時に、予行演習をお願いに来ない研修医の助け舟はなかなか出せませんでした。
何故なら演者が言わんとしていることと私の理解にギャップがあると最終的に演者が困ることを知っているからです。
助けてもらいたいなら、あなたの考え、理解度を助けてくれる人に伝えておかなければなりません。
予行演習に付き合ってもらいましょう。
そもそも人前でしゃべるのが無理という人
どんなに準備をして、助け船の準備までもしても、どうしても緊張に押しつぶされそうになる。
そんな人は深層心理のレベルで対人恐怖を感じている可能性が高いと言えます。
人前でしゃべることに恐怖を覚える方は全人口の10%程度いると言われています。
10人に1人ですからかなりの人口と言えます。
程度の差こそありますが、対人恐怖症が改善しないと不登校や引きこもりに発展することもあります。
では、深層心理レベルの対人恐怖を克服するにはどうすれば良いのでしょうか?
対人恐怖を克服するには?
対人恐怖症や極度のあがり症の人は、自分の緊張を他人に気づかれまいと努力しています。
それは人に自分の弱みを気づかれたくないからです。
自分の弱みを見せると他人が自分を攻撃してくるのでは?、と不安になっています。
自分の弱みを気づかれると、自分が価値のない人間だと認識されると信じています。
そんなこと誰も思っていないにも関わらず。
自分に自信がないから、他人に弱みを気づかれたくないのです。
結局対人恐怖症もあがり症も自分が自分自身を肯定的に評価していないことが原因です。
あなたがあがり症を克服したいと思っているのであれば、自分自身を信じることから始めなければなりません。
潜在意識に潜む自己イメージを良好なものに変換する必要があるのです。
想像してください。
あなたが多くの人の前でプレゼンテーションをしている姿を。
あなたは程よい緊張感の中で、
あなたのプレゼンを聞いてくれている人に微笑みながら
たまに冗談を入れつつ
だれの心にも印象を残すプレゼンを行っています。
そんな理想的な自分になるチャンスはあります。
そんな自分になるためにはすることは、自己催眠療法です。
以下の記事に自己イメージを良好にするための催眠療法についてまとめています。
ご一読ください。
参考:無意識にある自己イメージを改善したい!催眠療法が効くワケ。
あなたが今感じている生きづらさが
改善して、生き生きと生活できるようになることを
心よりお祈りしております。
太田比呂介
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