あがり症に効く市販薬「パンセダン」ってどれくらい効くの?②

あがり症


佐藤製薬より発売されている「パンセダン錠」

 

なんといっても楽天で気軽に購入できるのが最大のメリットではないでしょうか?

 

効能として、ストレスによるイライラの軽減、緊張感を和らげるといった点を挙げています。

 

 

あがり症を本気でお悩みの方であれば、誰もが薬の内服を考えたことがあると思います。

そして、可能であればネットで誰にも知られることなく購入したいと思うのではないでしょうか?

いざ病院を受診するにも何科に行けばよいのか分かりにくいですよね。

またあがり症の方は、そもそも病院に行くのにも緊張します。

そしてドラッグストアで薬剤師さんに相談するの気が進まない。

そんな方がまず手に取ってみる薬として「パンセダン錠」があるのではないでしょうか?

ちなみになぜパンセダン錠が医師の処方箋や、薬剤師の指導が必要のない薬品と判断されているのか?

それは、ハーブ成分を応用した比較的安全性に心配がない薬品と考えられているからです。

安全性はともかく、有効性はどうなのか?

ちょっと現存するデータを確認してみました。

 

改めて、こんにちは。

製薬企業医師のヒロスケです。

今回は、佐藤製薬から販売されている「パンセダン錠」についてです。

 

「パンセダン」に含まれている薬効成分は?

パンセダンに含まれている成分は

  • パッシフローラ(トケイソウ)
  • カギカズラ
  • セイヨウヤドギリ
  • ホップ

の4種です。

 

上記4種のうち医薬品として専ら使用されているのはカギカズラのみとなります。

カギカズラの別名は「チョウトウコウ

アガラン錠にも含まれていた成分です。

パッシフローラとホップについては先日公開した以下の記事を参考にしてください。

参考:あがり症に効く市販薬ってあるの?①「アガラン錠」について。

 

カギカズラを除く成分については、あくまでも伝統療法、民間療法のレベルを超えないものと考えていただいて間違いありません。

もちろん民間療法を頭ごなしに否定するつもりはありません。

効果があると信じている人には良い治療だと思います。

ただ私も科学者の端くれですので、明確なデータがないモノに対して効果があると断言することは控えさせていただきます。

セイヨウヤドギリ

セイヨウヤドギリは伝統医療として、けいれん発作や頭痛、更年期障害などに使用されてきました。

欧州では皮下注製剤として販売されている国もあります。

また一部の研究機関が癌に対しての効果を検証しています。

しかしながらその研究内容は十分な質が担保されている、とはいいがたいのが正直なところです。

 

抗不安や抗興奮効果についてはあくまでも伝統医療として評価されています。

従って現代医療における効果は検証されていません。

 

パンセダンまとめ

アガラン錠と比較します。

アガラン錠は漢方に近い配合でパンセダンはハーブに近い配合といえます。

効果を裏付けするだけのデータを見つけることはできませんでした。

おそらく根拠となるデータはなく、今後も出て来ないと考えます。

その理由ですが、近年の薬剤開発の背景がそれを許さないからです。

 

近年の医薬品はその効果を証明するためには軽く1億円を超える予算を組み、試験を実施する必要があります。

大きく予算を組む限りは、十分に勝算のあるデザインが必要です。

仮に漢方やハーブの効果を証明しても、検証のために行った試験に対する投資回収は困難です。

 

アガラン錠、パンセダン以外に入手可能な薬品も実は確認しています。

残念ながらそのほとんどの薬が、アガラン錠かパンセダンの成分と重複します。

もちろん含有量の違いなどはあると思いますが、その効果とエビデンスには大きな差はありません。

 

あがり症に効く市販薬は、お守りのレベルで信じるのが現実的なレベルなのかな、というのが私の印象です。

あがり症に効く薬ってないの?開発状況は?

2021年11月の時点で確認できるあがり症(社会不安障害)に適応を取得している薬剤はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と抗不安薬です。

SSRIについては、別記事にまとめていますので参照してください。

薬剤開発については治験情報を検索いたしましたが、関連する治験情報はなくどこの企業も開発に乗り出してはいないようです。

あがり症にまつわる様々な症状をコントロールするための薬剤はありますが、あがらないように根本的な治療を可能にする薬剤はSSRI以外には見当たりません。

薬物療法以外の方法は?

薬剤治療以外には、認知行動療法というものがあります。

ただ認知行動療法は専門家の指導の下に行う治療方法です。

したがってどこの病院でも実践可能なわけではありません。

結局手軽にネットで購入できる治療方法などない?

私があがり症の方の診察をする時には、まず心理学に基づいたコーチングを行います。

診察では、どういった状況で緊張するのか?

そういった状況ではどういった思考回路が働いているのか?

お悩みを掘り下げ、そして解決方法探ります。

沢山の方の診察をしているとある共通点を見つけました。

その共通点については、別記事にまとめましたのでご参照ください。

具体的な対処方法についても、同記事にまとめています。

参照:過緊張を起こす人が陥る考え方とは?どうやって改善するのか?

 

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