自分で決めたことを継続できない。
どうしても自分に甘くなる。
決めた時はやる気に満ち溢れていたのに。
そんな悩みを持っている人はたくさんいます。
決してあなただけではありません。
多くの人は、そんな自分を諦めています。
しかし、あなたは改善しようとしています。
大丈夫です。
一度決めたことをやり抜く強い意志を持つ方法をお伝えします。
こんにちは。
製薬企業勤務の内科医ヒロスケです。
今回は、「一度決めたことを継続するためのコツ」についてです。
一度決めたことはやり抜くべき?
初志貫徹
徹頭徹尾
終始一貫
武士に二言はない
など、一度決めたことをやり抜くことの大切さを示した言葉はたくさんあります。
しかし、本当にあなたが決めたことはやり抜く必要がありますか?
まず、あなたが決めたことを評価することから始めましょう。
最初にチェックしてほしいのが、決めたことに手段が含まれていないかどうか。
例えばあなたはA地点に行かなければなりません。
その目標を「車でA地点に行く」ことにしてしまう人がいます。
本来の目標はA地点に行くことのはずです。
手段はどうでも良いことのはず。
しかし、方法に拘ってしまう人が少なからずいます。
しかし、目標設定を「車で行く」ことにしてしまう人がいます。
こういった目標設定をしてしまうと、途中でトラブルに合うと柔軟に変更できず、目標を達成できなくなってしまいます。
逆に言うと、こういった手段を含む目標は、状況次第で変更は可能と考えるべきでしょう。
松下幸之助著「道をひらく」に
日に三転よし
と記載されています。
目標を達成するためなら、状況に応じて、柔軟に方法を変えることはむしろ推奨されること。
手段に拘って目標が達成できないことの方が悪です。
まずは、シンプルに最も大切な言葉で目標設定しましょう。
手段については、柔軟に変更可です。
目標設定のポイント
目標設定はあくまでもポジティブな言葉遣いでしましょう。
目標を思い浮かべるとワクワクして楽しくなるイメージです。
例えば、あなたは「早寝早起き」を目標にしたとします。
しかし、早寝早起きをすることで何を得たいのかが分かりません。
健康的な生活を送りたいのかもしれません
朝活で仕事をスムーズに済ませたいのかもしれません。
もし健康的な生活を目標にしたいなら、「健康的で生き生きとした毎日を過ごしている」と言ったような目標にしましょう。
目標に否定的な言葉を使ってはいけません。
例えば「喫煙をやめる」といった目標をする方がいます。
私は禁煙外来をしているので、こういった方には目標設定の重要性を指導しています。
人は「喫煙をやめる」と目標設定をすると、頭にタバコを吸っている自分をイメージして打ち消します。
この一旦想像する喫煙をする自分のために、タバコが頭から離れません。
目標設定に否定形を利用すると反対の結果を呼び寄せる現象を心理学では「逆引き寄せ効果」と呼びます。
ポジティブな言葉で、既に手に入れているようなイメージをもって目標設定をしましょう。
そして毎日毎日その目標を声に出して言いましょう。
毎日目につくところに貼りましょう。
毎朝毎晩、寝る前、起床時に唱えましょう。
目標設定については以下の記事を参考にしてください。
参考:仕事の目標設定を思いつかない。どうすればいい?コツはある?
目標を諦めがちな人が押さえるべきポイント
既に目標設定のコツについては記事にしています。
目標設定ができているのに、継続できていない人に共通しているのが、潜在意識を利用できていないこと。
潜在意識を利用することは、多くの成功哲学書に記載されています。
とにかく潜在意識に自分が成功したイメージを先行して植え付けてしまうのです。
多くの成功者に共通しているのが、自分は成功すると心から信じていることです。
あたかもすでに成功しているような自己イメージを持っているのです。
そうすると何が起きるか?
無意識に成功するために必要な情報を脳が勝手に検索を始めるのです。
ちょっと無意識に勝手に情報を検索することの例を挙げましょう。
あなたは夏休みの旅行の計画中です。
どこに行くのか?予算はどうするか?
そんなことを考えていると、普段は意識していない看板やチラシ、ネットの広告などがつぶさに目に入ってきます。
これまでも同じような広告はあったはずです。
しかし、旅行に行こうと決めた途端に旅行に関連した情報が目に入ってくるのです。
これは無意識が必要な情報を収集するために生じた現象です。
人は意識下にしろ無意識下にしろ、必要と思われる情報以外は頭に入ってきません。
だから無意識レベルにあなたが成功するための情報を検索させるように指示を出す必要があるのです。
それも繰り返し繰り返し。
そのために紙に書いて毎日読むことを推奨しています。
あとは勝手に潜在意識が目標に向かって動いてくれるのですから、途中で諦めることはあり得ません。
それでも継続することに自身がないあなたへ
これまであげた方法で誰もが計画を継続できれば簡単なものです。
それでも継続が困難だと感じる人もいます。
沢山います。
決してあなただけではありません。
例えば海外の大学では継続した勉強が困難である学生には催眠療法を利用しています。
催眠療法によって、自分は継続して努力ができる人間である潜在意識に刷り込むのです。
潜在意識レベルで自分が継続できる人間であると疑っていない学生が勉強を投げ出すわけがありません。
どんな困難でも前向きにポジティブに捉えることができる様になれば、途中で投げ出すことはなくなります。
そんな催眠療法を簡単に日本でも受けれるように工夫された催眠療法士の方がいます。
具体的な治療法については以下の記事にまとめていますのでご参考にしてください。
参考:無意識にある自己イメージを改善したい!催眠療法が効くワケ。
潜在意識を利用するには、催眠療法を非常に有効な手段と言えます。
潜在意識を利用に興味がある方は以下の記事も参考にしてください。
参考
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継続力がある人の特徴は?手に入れるには根性なしでも大丈夫?
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エミール・クーエの法則で、きっといいことがある!の根拠は?
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思考パターンとは?脳神経学における神経回路から考えてみる。
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自分の声を録音しアファメーションに利用するのは効果がある?
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